エンルム岬展望台(北海道様似町)【夕日スポット】

美しさ   ★★★★☆

アクセス  ★☆☆☆☆

周辺観光  ★★★☆☆

総合    ★★★☆☆

秘境?いいえ、素朴な魅力あふれる「日高」の隠れ家

私が近年、すっかり虜になっているのが北海道の日高地方です。3年連続で足を運ぶほど夢中なこの地は、「知ってほしいけど、観光客でごった返すのはちょっと…」と感じてしまう、素朴で美しいエリアです。

今回は、馬産地として知られる日高の海岸線を、襟裳岬へ向かってひたすら東へ進んだ道中にある、私イチオシの夕日スポットをご紹介します。

世界ジオパークに認定!雄大な景色に心落ち着く町・様似

スポットがあるのは、あまり聞きなじみのない様似町。しかし、この町は町全域がアポイ岳ジオパークとしてユネスコの世界ジオパークに認定されている、非常に特別な場所です。

地名はアイヌ語の「サンマウニ」(朽ち木のある所の意)からきているという説が有力です。人口3,700人程度のこじんまりとした町でありながら、雄大なアポイ岳などの山容、そして奇岩・断崖が続く美しい海岸線が魅力です。

北海道の湾岸沿いの町(通称:日高耶馬渓)に特有の地形として、町の背後には日高山脈が迫り、眼下には太平洋が広がるという、山が海に切り立つようなダイナミックな景色が広がります。海の町で育った私にとっても、この雄大な光景はなぜか心が落ち着くのです。

エンルム岬展望台:日高の街並みと雄大な太平洋を一望

結論から申し上げると、このエンルム岬展望台は、日高地方の街並みと湾岸線の雄大さを存分に感じられる素敵な場所です。

私は秋口、襟裳岬から車で東に引き返す途中で立ち寄りました。町のにぎわいを抜けた先に位置し、幹線道路からすぐの場所ながら、その絶景は格別です。

絶景への道のり

駐車場は10台程度停められ、夕日の時間帯でも平日であれば私以外誰もいない静かな空間でした。そこから、やや急な約200段ほどの階段を登った頂上が展望台です。

頂上からは、目の前に広がる太平洋と様似漁港の眺めを堪能できます。漁港には、様似町のシンボルであるソビラ岩、そしてその向こうに佇む親子岩の姿も。夕日でなくてもその風景は美しく、まさに日高地域が持つ素朴な魅力を感じられます。

Googleの口コミが150件を超えていることからも、地元の方や旅慣れた人にとって、この場所が愛されていることがわかります。

【アクセス情報】車は必須!日高を満喫する旅の提案

このエリアは、日高の魅力を深く味わうためにも車での訪問が断然おすすめです。

残念ながら2021年にJR日高線の鵡川~様似間が廃止となりました。ローカルバスもありますが、乗り継ぎが必要で時間もかかるため、アクセス★☆☆☆☆とさせていただきました。

エンルム岬は夕日スポットとしては最高ですが、周辺には宿が見つけづらい地域です。

夕日を見た後に新千歳空港まで帰るのは現実的ではありません。ぜひ、隣の浦河町や三石の道の駅まで足を延ばしてみてください。どちらも私のお気に入りの町です。

日高は、一度訪れると心が解放され、十分心地よい気持ちになれるエリアです。ぜひ腰を据えて、この隠れた魅力を満喫する旅を計画してみてください。

【撮影時期 】10月

【周辺オススメスポット】襟裳岬アポイ岳ジオパーク

【住所】〒058-0024 北海道様似郡様似町会所町35

【駐車場】10台(無料) 

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