トマム
トマムは北海道勇払郡占冠村にある山岳リゾートです。
車で新千歳空港から約90分、帯広から60分、富良野から70分と
有名地の中間に位置します。
『自然体感 占冠』
トマムのある占冠村自体は山間部にあり、
人口1,500人というひっそりとした所です。
それでいて、占冠村の面積は東京23区より少し小さいくらいで、
しかも村の94%は山林です。
※ちなみに東京23区の人口は約950万人程度
北海道の多くの村は同様ですが、やはり数字にすると衝撃的ですね。
キャッチフレーズは『自然体感占冠』。
星野リゾート
そんな占冠村のトマムで有名なのは星野リゾート
ツインタワーホテルをシンボルに
スキー場、気球体験、各種スポーツ運動場などがある複合リゾート施設です。
リゾート施設の中でも最も有名なのが『雲海テラス』です。
今では全国で雲海が広まっていますが、
ここと兵庫の竹田城で雲海ブームが起きたイメージがあります。
雲海ブームの先駆け的な存在とも言えるかもしれません。
1度は訪れたい場所としても有名で
北海道全体の観光特集の表紙ページにも大々的に載っていますね。
体験談
優雅な朝
数年前、まさしくトマムの雲海ブームが凄いときに行ってみました。
雲海は朝が勝負。
当時はお金もなく、南富良野に宿泊しました。
占冠周辺には宿泊施設なんて中々ありませんので、車中泊も考えたくらいです。
南富良野からは車でだいたい30分程度。
気合を入れて起床は3時台でした。
あたりも暗い中、30kmの距離を爆走。
北海道換算だとこれは近所です。
そしてこの30kmで、すれ違った車は片手もいなかったです。
道は分かりやすく森林を切り開いて造られ
山林以外は何もなく。
途中見かけた占冠駅がかわいかったですね。
しかしながら、星野リゾートに到着すると状況は一変。
5時前くらいにはついていたと思いますが、
ゴンドラに並ぶ人の数ときたら驚きました。
関東の人に分かりやすく説明すると
平日の通勤ラッシュ時 交通麻痺した池袋駅といった具合です。
わざと月曜日に行きましたが、
ゴンドラの待ちだけでも1時間近く並びましたかね。
現在はどうなっているのかは分からないですが、
やはり当時のブームは凄かったです。
ゴンドラで山頂に向かうと、
テラスは広いのでそんなに窮屈な感じはしませんでした。
そして実際の雲海は確かに人生で1度は見てみたい光景です。
雲海テラスのカフェで珈琲。
優雅な平日の朝。
同じ朝なのかというくらい普段の平日の朝とは全く違い
大変優雅な時間を過ごせました。
スカイウォークなどもあり、色んな景色を堪能。
結局、雲海が消えるまで結構長い時間いました。
だんだんと気球やツインタワーが現れてくるのが面白かったですね。
まさに自然体感の占冠。富良野と合わせて来られるのも魅力的な地域です。